転職するたいていの応募者は、何らかの問題があって転職をしようとしているんですよね。
だから、「退職理由」 はどうしても後退的な内容となりがちです。
転職希望者のデータによると、退職理由で多いのが次のような理由です。
この退職理由は、本人には深刻な問題でも、転職先の面接官からすると、「甘い考え」「単なる不満分子」ととられることもあります。
中途採用での面接はたいてい人事担当者と経営幹部が行います。
たとえよその会社のことでも、不平不満や経営の悪さを並べ立てられたのでは第三者には聞き苦しいものです。
特に経営者から見れば、
「そういう不満分子はうちに入ってきても同じことを言うだろう」
「またすぐに辞めてしまうだろう」
という気持ちになるものです。
前職とは違った業界や異業種に転職したいと思っている場合は、特に不満分子と捉えられる傾向にあります。
ましてや、前職でつらいことがあったとかリストラされたことをあたかも自分が悲劇の主人公のように話しても誰も同情はしてくれません。
転職先の面接で、退職理由を聞かれた際には、相手が誰であれ経営者と面接しているいうことを考えて、言葉によく気を付けなければなりません。
中途採用の面接では、退職理由と志望動機の「関連性」と「自分の言葉で前向きな答え」の2つがポイントになります。
中途採用の面接試験で必ず質問されるのは、
ですが、この3つはそれぞれ密接な関連性があります。
ですからここで一貫性のないことを言っていると、採用側は不信感を抱きます。
面接試験では、質問に対する応答の内容はもちろんのこと、志望してくる人の人間性も厳しくチェックされます。
などは人事のプロならすぐに見破ってしまうものです。
ありのままの自分を表現すればよいのだから、ぶっつけ本番で大丈夫と言う人もいますよね。
転職での面接では、行き当たりばったりの言い方だと「退職理由」と「志望動機」の論旨がはっきりしていないと面接官から突っ込まれることもあります。
「退職理由」と「志望動機」だけはあらかじめ自分の頭のなかを整理して、説得力のある話ができるように準備しておくべきでしょう。
特に、なぜこの業種を選んだかについては、仕事の一貫性が問われています。
中途採用の面接では、退職理由の次にはほとんど必ずと言っていいほど決まった質問がきます。
「なぜうちの社を選んだのですか」
という質問です。
このたった一行の質問に採用側の様々な聞きたいことが込められています。
当社に応募してきたからには、
などです。
ここで重要となってくるのは、志望する会社に関する情報収集力と情報分析力です。
たとえば、
面接では、これらを自分の目標と関連づけて具体的に話すようにします。
この関連づけがミソです。
どこの会社も「役に立つ」人材が欲しいのです。
会社の経営方針や営業展開を把握していて、特にこいうところに共鳴したか.興味を持ったか、そしてそこで自分はどういう役割を果たしたいか、これらを具体的に言えば言うほど入社意欲が高い、自己PRにもなります。
例えば、退職理由で「前職で自分の技能が活かされなかった」というのなら「当社ではそれをかすことができると判断して応募してきたのですね」ということになりますから、退職理由と関づけて話すと、説得力のあるものとなるはずです。
くれぐれも注意したいのは、「安定しているから」とか「将来性があるから」といた暖昧でどこの会社にも言える動機では採用側にも理解できません。
「それはどういうところかそう思ったのですか」と突っ込んで聞かれることになるので、関連づけられない志望動機はNGです。
転職の面接ではほぼ間違いなく聞かれる「転職理由」答えるには、自分の言葉で前向きな答えを準備しておきましょうね。
転職の面接で志望動機を押さえるためには、退職理由と志望動機の「関連性」と「自分の言葉で前向きな答え」の2つがポイントになります。
中途採用では、どんなに優秀に思える人材でも募集している職種にあわなければ採用しません。
質の高い会社は、新聞や雑誌で中途採用を一般公開していません。
公開していても、求人欄には会社側にとって都合の悪い職場の情報は絶対に載せません。
非公開求人が多い実績ある転職サイトへの無料登録で、転職に特有の面接・転職のコツ、非公開の情報や希望する案件の情報を教えてくれます!