ブラックでも転職できないのは自分を正当化して会社に我慢しているだけ

ブラック企業で働き続けているとマヒする

そんなブラック企業の環境にずっといると、働いている本人はなぜか”転職できない”と思い込んでしまうんですよね。

仕事環境がブラックだと、自分でも頭の中では理解していても、転職することに踏み出せなくなってしまっています。

「仕事は辞めるのはダメ」という思い込みや、いろいろな事情があって、「こんなブラックな会社は辞めたい、でも辞めることができない」と、頭の中で堂々めぐりしていますよね。

もし、ブラック企業で働いていて、”転職したい”という気持ちが少しでもあるなら、自分から動き出したほうがいいです。

ブラック企業で、”飼い慣らされ”ていると、自分が「こんなに辛い環境で働いている」ということが誇りになってしまっているんです。

今、働いている会社が自分でも ”ブラック企業” だとは思うんですけど、仕事内容がとても充実していると感じています。

ほとんどの、ブラックな環境で働く人は『こんなすごい環境で働いている自分ってすごい！』と、自分を正当化してしまっているじゃな。

特に、仕事内容がすごくて、メチャメチャやり甲斐を感じているわけではないじゃ。

ブラック企業は、薄給なのに、長時間労働。

休みも少ない上に、劣悪ともいえる労働環境。

そんなところで働いていたら、健全な人間は、そんな環境に耐えられないんです。

ところが、そんなブラック企業で働きながらも、転職という考えが浮かばないようにするために、意味のない”誇り”を自信に変えたりしているんですよね。

他の誰よりも辛い、そして過酷な環境で働いている自分を自画自賛することで、仕事のやり甲斐をそこに見出してしまっているんです。

だからブラックな会社で飼い慣らされてしまっていると、残業手当もつかないのに残業したり、休日手当もつかないのに休日出勤を、自分で進んでやってしまうようになるんです。

「私にしかできない」「間に合わない」と言いながら‥‥

ブラック企業にどっぷりはまってしまっている人は、『辛い環境』ということを考えないようにするために、仕事内容うんぬんと言い出すんですよね。

そこに ”自分しかできない”的な意味を付け加えたりしていたら、もう完全に飼いならされていますね。

転職を考えつかなくても、今の職場を辞めない選択をして、自分を正当化する心理作用が働いているんです。

転職を考えたことがないわけではないんですけど、会社のことを知らない人に言われると、腹が立ってしまうんですよね。

ブラック企業で、我慢して働いている自分なのに、仕事に”誇り”を感じているんだからね。

イライラしたり、腹が立つわけだよ。

ブラックなその会社の環境を否定されると、自分の誇りとなるものを、否定されたのと同じだからね。

普通に考えても、お休みがたくさんあったり、お給料がたくさんあった方が幸せですよね。

それをブラック企業で働いて飼い慣らされてしまうと、認めることができなくなってしまっているんです。

不幸な会社に働いていることが誇りになっているからですね。

そんなブラック企業で働くことに誇りを持つことに固執してしまうと、この先の人生は厳しいです。

ブラック企業に働いていることに気がついたら、自分の認識を改める方向に動いた方がいいです。

我慢なんかしていているより、中途採用でやり直した方が、仕事の幸せを感じることができます。

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