夫は家事をせず、深夜までゲーム。注意すれば逆ギレ…。
離婚したいのに「俺は悪くない」と応じてもらえず、八方ふさがりの状況に追い詰められていませんか?
「家事をしない」「子どもを見ない」「生活を共にしているのに孤独」。
そんな夫に耐えかねて離婚を考えても、弁護士に「有責事由がないと難しい」と言われ、絶望的な気持ちになる方は少なくありません。
この記事では、同じような苦しみを抱えながらも、“有責なし”の状況から離婚を成立させた一人の女性の実体験をもとに、現実を動かした3つのステップをご紹介します。
きっとあなたにも、未来を変えるためのヒントが見つかるはずです。
愛情が消えた日。私が夫との離婚を決意した理由
在宅勤務なのに家事も育児も放棄。深夜3時まで続くゲーム音
コロナ禍で夫が在宅勤務になってから、生活は一変しました。
家にいるのに家事は一切せず、オンラインゲームに没頭。
深夜3時を過ぎてもイヤホン越しに「ナイス!」「もう一戦!」という声が響き、子どもが眠れず泣くこともしばしば。
「お願いだから少し静かにして」と言っても、「俺の自由だろ」と冷たく返されました。
「好きじゃなかった」「真面目なのが鬱陶しい」夫の信じられない暴言
ある日、夕食中に夫が放った一言が、私の心を凍らせました。
「正直、お前のこと最初から好きじゃなかったかも」
「真面目ぶってて鬱陶しい」
その瞬間、何かが完全に切れたのを覚えています。
土下座で再構築→約束破りの繰り返しにもう限界
私たちは一度、再構築を試みました。
夫は涙を流して土下座し、「もう二度と同じことはしない」と誓いました。
しかし1週間も経たないうちに、また深夜のゲーム生活が始まりました。
その繰り返しに、私は次第に「怒り」ではなく「虚しさ」しか感じなくなっていきました。
離婚に踏み切れなかった「3つの壁」
【法的な壁】浮気・暴力・借金…決定的な有責事由がない
夫は確かに“ダメ夫”ではありましたが、法律上の「離婚理由」にあたる浮気・暴力・借金はありませんでした。
弁護士にも「裁判になったら勝てない可能性が高い」と言われ、絶望しました。
【子供の壁】パパに懐いている娘。私のせいで寂しい思いをさせてしまう?
娘はパパが大好きでした。
「ママが離婚したいなんて言ったら、娘を悲しませることになる」
そう思うと、どうしても一歩を踏み出せなかったのです。
【人間関係の壁】協力的で仲の良い義実家との関係を壊したくない
義母は優しく、孫をとても可愛がってくれていました。
「嫁いできた以上、簡単に出ていくなんて…」という周囲の目も気になり、心が揺れ続けました。
【体験談】私が離婚を勝ち取った具体的な3つのステップ
ステップ1:まず家を出る。「別居」が最強のカードになる理由
「話し合いができない」ことを、言葉で説明しても相手には伝わりません。
私が実際に家を出たことで、初めて弁護士にも状況の深刻さが理解されました。
体験者の声:
「『話し合いができない夫』という現実を、物理的に証明できたのが大きかったです」
別居は、単なる逃避ではありません。
精神的な支配から抜け出し、冷静に未来を考えるための「再スタートの準備期間」なのです。
ステップ2:弁護士を「防波堤」にする
夫との直接交渉は、感情のぶつかり合いでしかなくなります。
私が弁護士を入れたことで、夫からのLINEや電話攻撃がピタリと止まりました。
冷静な第三者が間に入ることで、感情に流されず、法的な視点で着実に進めることができます。
「弁護士を立てる=戦い」ではなく、「自分と子どもを守る防波堤」を築く行為。
その一歩が、離婚成功のカギになりました。
ステップ3:「子供の笑顔のため」という覚悟を持つ
離婚は、想像以上にエネルギーを消耗する長期戦です。
何度も「もう無理かもしれない」と感じました。
でも、娘が笑わなくなったあの日の顔を思い出し、決意を固めました。
「世界中の人を敵に回しても、この現状だけは変えたい」
その強い意志こそが、未来を動かす力になりました。
離婚後の驚くべき変化。本当に守るべきものに気づいた日
心配していた娘が、別居後よく笑うようになった
別居してしばらく経った頃、娘の笑顔が増えました。
「今日はママとお風呂入るー!」と無邪気に笑う姿に、私は泣きそうになりました。
“壊してしまう”と思っていた家庭が、実は“取り戻すための選択”だったのです。
「パパは?」と聞かない子供の姿が教えてくれた真実
意外なことに、娘は一度も「パパは?」と聞きませんでした。
子どもなりに、家庭の空気を感じ取っていたのだと思います。
「ママが笑っている今の方が安心」と、子どもが教えてくれました。
最後まで抵抗した夫からのあっけない離婚届
別居から半年後、夫から突然「離婚届」が届きました。
何も言わず、ただ署名済みの書類だけ。
あれほど抵抗していた人が、最後はあっけなく手放したのです。
皮肉にもその瞬間、初めて“自由”を感じました。
まとめ|今、一人で悩んでいるあなたへ
「そのくらいで離婚なんて」と言う人は、あなたの苦しみを知りません。
家事をしない、ゲームばかり、会話もない——
それは立派な「精神的な放棄」であり、我慢を強いられる必要はありません。
離婚は、逃げではなく「再生のスタート」です。
どうか一人で抱え込まず、専門家や信頼できる人に相談してください。
そしてこの記事の体験者のように、あなたとお子さんが心から笑える未来を取り戻してほしいと思います。

