新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックは、私たちの生活を一変させました。しかし、その裏で進められていた対策やワクチン接種について、私たちは本当に「真実」を知らされているのでしょうか。
京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢教授が、専門家の立場から現在のコロナ対策、ワクチンの実態、そして日本の科学研究が直面する深刻な危機について、その「怒り」を露わにしました。教授や上司のいない「独立准教授」という立場だからこそ語れる、衝撃的な内容に迫ります。
なぜ私は発言するのか?「窓際」独立准教授の覚悟
まず、宮沢先生の経歴は輝かしいものです。1990年に東京大学を卒業し獣医師免許を取得後、東大初の「飛び級」で博士号を取得。イギリスのグラスゴー大学などで研究を重ね、現在は京都大学でウイルス共進化分野の准教授を務めています。
しかし先生は、「昔はすごかった。でも出世しなかった」と自嘲気味に語ります。
「17年前に京大に来て、すぐ教授になると思ったけどなれなかった。でも、これでよかった。僕がもし教授だったら、立場があって何も言えなかったでしょう」
先生は、上に教授がいない「独立准教授」という稀有な立場にあります。さらに数年前、所長と大喧嘩をして「窓際」になったことで、しがらみなく発言できるようになったと言います。
「今回、さすがに(他の研究者も)言うだろうと思ったけど、みんな言わなかった。だから僕が言うしかないんです」
その背景には、日本の研究環境そのものへの強い危機感がありました。
1990年代から急落。日本が「研究で勝てなくなった」本当の理由

宮沢先生は、「日本の研究レベルは1990年代半ばまでは世界に追いつく勢いだったが、そこから真っ逆さまに落ちた」と断言します。特に2000年代に入ってからの失速は著しいと言います。
その最大の原因は「選択と集中」と「フェアじゃないシステム」にあると指摘します。
- 実力のない人が良いポジションに: 学会などで実力のない人物が出世し、能力のある研究者が行き場を失い海外に流出している。
- 若手にチャンスがない: アメリカでは博士号取得後すぐに独立できるが、日本では50歳近くまで雑用に追われる。
- 劣悪すぎる研究環境: 海外では研究に専念できるようサポートスタッフが充実しているが、日本では研究者が経理や動物の世話、掃除まで行う必要がある。「竹槍で戦っているようなもの」であり、「日本にいたらアホになる」とまで言い切ります。
先生は、「このアホらしいコロナ騒動で100兆円もの国費を浪費した。このツケは必ず研究費の削減としてやってくる。今止めないと、若い研究者が死んでしまう(=研究者生命を絶たれる)」と、研究者としての未来を懸けて声を上げているのです。
「専門家会議にコロナの専門家がいない」— 誰が対策を決めているのか?
先生は、日本のコロナ対策そのものが「非科学的だ」と強く批判します。
「2020年に『新しい生活様式』が出てきた時、専門家としてどん引きした。論理が立っていない。銭湯でマスク?ユニクロが閉まる?映画館でなぜうつるんですか?今となってはお笑い草ですよ」
さらに衝撃的なのは、意思決定のプロセスです。
「コロナの専門家会議と言いながら、コロナの専門家が一人も入っていない。厚労省や内閣府に電話して『間違ってますよ』と伝えても、『そうなんですね』で終わる。一体誰がこんな非論理的な対策を決めているのか、黒幕が知りたい」
なぜ獣医師が重要か?新興感染症対策の「常識」
宮沢先生は獣医師でもあります。一般には知られていませんが、新興感染症対策において獣医師は極めて重要な役割を担います。
「エボラやジカ熱など、新興ウイルスの多くは動物から来る『人獣共通感染症』です。現地に真っ先に駆けつけ、病原体を探索し、ゼロから検査系(PCRなど)を作り上げるのは獣医師の仕事です」
ウイルスの基礎研究は、実は医科よりも獣医科の方が圧倒的に広く深く行われています。扱う動物種も家畜から野生動物まで幅広く、ウイルスの知識量が違います。
「海外では医科と獣医科が協力するのは当たり前。でも日本は獣医を軽視しすぎている。日本のウイルス研究の重鎮は川岡先生(東大医科研)をはじめ獣医出身者なのに、専門家会議には(獣医が)ほとんど入っていないんです」
ワクチンは「壮大な実験」。隠蔽される不都合なデータ
核心は、新型コロナワクチンへの重大な懸念です。
因果関係証明の「壁」
先生は、ワクチン接種後に亡くなった方や後遺症に苦しむ方々の声に触れ、「因果関係は統計的に証明できない」ことの問題点を指摘します。
「普段から起こる病気(脳梗塞や心筋梗塞)が、ワクチンで1万人に1人増えたとしても、統計的な有意差は出ません。だからといって『因果関係不明』として被害者を嘘つき呼ばわりするのは、二重の苦しみを与えるものだ」
「実験」のデータを隠すな
今回のmRNAワクチンは新しい技術であり、2万人の治験では見つからない副反応が1億人規模の接種で明らかになるのは当然だと先生は言います。
「これは壮大な**『実験』**なんです。実験で尊い犠牲が出たのなら、そのデータを隠蔽せず、次の改良に活かすのが科学者の務めです。免疫学会でも『この技術はまだ改良が必要』と議論されているのに、なぜそれを国民に正直に言わないのか」
危険な「ロット差」と厚労省の「黒塗り文書」
特に先生が「怒りしかない」と語るのが、ワクチンの**「ロット差」**問題です。
海外サイト(”How bad is my batch?”など)では、製造ロットによって副反応の報告数に極端な差があることが指摘されています。
「厚労省の役人に『ロットごとに品質(スパイクタンパク質の発現効率など)に10倍以上の差があるのでは?』と質したところ、『データはあるが非公開だ』と言われました」
後日、情報開示請求で得られた文書は、肝心な部分が「真っ黒けっけ」。検査方法すら分かりませんでした。
「もし品質に差があると分かっているなら、『危ないロット』と『安全なロット』を把握しているはず。その運用が恣意的に行われていないか、疑念が生じる。そんなに自信があるならデータを出せばいい。出せないのはなぜか」
さらに、ワクチンを研究しようにも「契約違反になるらしい」という噂が流れ、研究者自身がワクチンを検証できないという異常事態も起きていると明かしました。
ブースターは逆効果?スパイクタンパク質の「異常性」
最後に、ブースター接種とウイルスの本質について言及しました。
ゼロコロナは不可能
「そもそもコロナウイルスは何度でも感染するものであり、共存するしかない。動物のコロナワクチンでもゼロにはできない。これは教科書レベルの話です。ゼロコロナという前提自体が間違っている」
ブースターで「悪い抗体」が増える
「ワクチンを打てば打つほど『悪い抗体』(抗原原罪など)が増えるというデータが大阪大学から出ている。抗体以外の免疫(細胞性免疫など)が重要なのに、抗体の量だけを見てブースターを推奨するのは逆効果だ」
スパイクタンパク質の異常
さらに先生は、最新の研究で懸念されているスパイクタンパク質の「異常性」を指摘します。
「本来、細胞の表面にあるべきスパイクタンパク質が『核』に行くというデータが出てきた。さらに『エストロゲン(女性ホルモン)受容体』にくっつくという報告もある」
ウイルス自体は乳がん細胞などには感染しないため大きな問題にはなりにくいですが、「ワクチン(mRNA)は乳がん細胞にも入る」と先生は言います。
「まだ証明されたわけではないが、女性ホルモンの受容体にくっつくなんて、気持ち悪くないですか?」
これが事実であれば、いわゆる「ターボ癌」との関連も疑われますが、統計では検出不可能なため、慎重に検証が必要だとしました。
まとめ:研究生命を懸けた警鐘
宮沢先生は、「今、国がアホなことをやっているのを止めないと、僕たち研究者は研究できなくなる」と、心の底からの怒りを露わにしました。
「おそらく国民の多くがこの真実を知るのは数年後でしょう。その時、国民の怒りはどうなるのか」
非科学的な対策、隠蔽されるデータ、そして崩壊寸前の日本の研究環境。宮沢先生の警鐘は、今を生きる私たち全員に向けられています。
編集後記:絶望の先にある「知る」という希望
この記事で明かされた宮沢先生の言葉は、あまりに衝撃的で、日本の未来に悲観的な気持ちを抱いた方も少なくないかもしれません。
しかし、私たちは絶望するためにこの事実を知ったのではありません。
宮沢先生が研究者生命を懸けてまで声を上げたのは、私たち国民一人ひとりが「何かがおかしい」と気づき、自ら考えることを諦めないでほしいという強い願いがあるからこそです。
情報が隠蔽され、非科学的な空気が社会を覆っていると感じる今だからこそ、私たちにできることがあります。それは、盲目的に信じるのではなく、立ち止まって「なぜ?」と問い続けることです。
真実が明らかになるまでに、先生が言うように「数年」かかるかもしれません。ですが、その時が来たときに、私たちがどのような社会を選択するかは、今の「知ろうとする意志」にかかっています。
宮沢先生という「声を上げる人」が確かに存在し、その声が今こうして私たちに届いていること。それこそが、未来を諦めなくてもよい最大の理由です。この記事が、皆さんの未来を前向きに切り拓くための一助となることを願っています。

